気付けば2月になっていた。

気付けば2月になっていた。

 

1月は特に外回りがあった訳でもなく、比較的にゆとりのあるスケジュールのはずだった。

ところが初めてやる事務作業の処理が進まないことで上司に罵倒され、仕事を一部取り上げられ、自分の案件にも関わらず今全体がどうなっているか把握できなくなり、ごちゃごちゃになったままだ。

挙句に取り上げて進めた上司の処理は適当であり、他のセクションから注意を受けたりともうめちゃくちゃだ。

仕事をせずに一日中雑談をして帰るだけのお飾り上司。

最近は寝てることもある。

 

日々この組織に先が無いことが身に染みている。

昔の文化が色濃く残るこの職場は年功序列が絶対であり、頭のおかしい人間でも降格させることが出来ずに出世させる。

 

頭のおかしい人間が上についた新人はキャリアを潰され、中堅職員はパワハラで心身を壊される。

年功序列なので、役職が上だろうが退職間際の老害を注意することができずに見て見ぬ振り。

明らかに問題のある職員でも権利が強いせいで解雇も降格もさせられず、管理職のポジションで残り続ける。

 

年功序列パワハラ上等、事なかれ主義の3本柱である。

 

組織の構成自体も大きな歪みがある。

民主党時代の影響により、本来なら組織を引っ張っていく30代の中堅どころがごっそり抜けており、ジジイとガキしかいない状態だ。

 

中堅どころは数字を取ってきて組織を存命させることで精一杯であり、新人の育成など土台をつくる方面に人員を割けない。

 

結果、昭和時代の老人が令和を生きる新人に時代錯誤な指導教育を実施し、

新人は育たず、老人は何も生み出さない。

 

年功序列なので何も生み出さない老人に毎年高額の給与を払い、

新人は育たず将来のお荷物になるか、格安でキープ出来ている有能な新人は早々に職場から逃げる。

 

まさに負のスパイラルだ。

 

「俺たちの若い頃は〜」を本当に今の時代も平気でやってのけ、

IOTとか言っているこのご時世で、「鉛筆で紙に書くんだ」と本気で言っている。

 

正気の沙汰では無いと思う。

 

外回りであった相手方はipadでメモを取り、チャットで上司に随時相談し、ノートPCのクラウドで過去の資料を検索している。

こちらは大量の紙をデカイ鞄に詰め込んで持ち歩く。上司への報告相談は電話のみだ。手元に無い資料は当然支店に戻らないと無い。

 

技術革新が飛躍的に進んでいるこの時代に、今の職場に居続けることは自殺行為に等しい。

1日1日安定を得る代償として成長と適応力が奪われている。

 

副業も禁止されており、積極的な生きる学習ができない。

 

そうなると、昭和平成と異なり、転職が一層困難になることは言うまでもない。

規模が大きすぎて、やっている内容が当社でしか通用しない特殊知識・独自ルールであり、当社で能力があっても他では何の役にも立たないだろう。

 

当社に入社したときはこれでもう安心だ。あとは程よく仕事を頑張り、趣味を楽しもうと思っていた。

確かに、以前と比べればかなり幸福なポジションになったとは思う。

特にボーナスの振込があった時にはすごくそれを実感する。

新作のテニスラケットを何本も購入できたり、広くて良い部屋に住み続けられている。社名だけで社会的に信用を得られる。

 

普通の上司が付いていたら、今頃は井の中の蛙で程よい幸福感でいっぱいであっただろう。

幸か不幸か、入社1年目2年目連続でキチガイ上司が上についたことでこの組織の限界を知ってしまった。

 

そうなる運命なのだろう。

自分は流れに乗るのが上手い人間だ。振り返っても、ここ10年はベターなムーブをしてきた。

 

それにやはりMacBookiPadを使って仕事がしたい。車も使いたい。

土日も仕事をしたいし、その代わりに平日は半休が欲しい。